Bob Dylan's Christmas Lights


ディラン邸のクリスマスデコレーション





My Unhealthy Obsession with Bob Dylan's Christmas Lights
By Merrill Markoe



クリスマスデコレーションには複雑な感情をいだいています。殆どは好感がもてるけれど、たまに想像をかき立てるものもある。

私は、カリフォルニアのマリブに住んでいます。近所の平均的なデコレーションは、郊外にある四つ星ホテルのレストランの中庭のような感じ。みんな同じ業者に委託するのでデコレーションは似たようなもので、だいたいはこんな感じです。




私は恐ろしくて、何年もデコレーションをやってこなかった。とてもやっかいでとても高価なしろもの。

そして2008年、ベールは開きました。クリスマスミラクルが起こった。新たなお手本が目の前に現れました。全くの偶然に掘り当てた幸運のような…それは、私がクリエイティブなライフスタイルを始めたティーンエイジャーだった頃のお手本と同じだった。

つまり私は、今、ボブ・ディラン邸の生け垣の小さいくさび形のでこぼこの1本線のクリスマスライトに初めて気づいたとこのことを話しています。2008年より前からそこに住んでた可能性があるのに、どうして気がつかなかったのか不思議。2009年の彼のクリスマスアルバムをリリースした頃から始まったのなら理解できる。


これが、私の知る限り最初のディランさんのデコレーション。



もしプロの装飾家が加わっていたのなら、マティスやシャガールを彷彿とさせるナイーヴ派のような意味深を装ったアプローチは、彼らの仕事をビミョウに覆い隠している。光のひもは「私たちは、誰かにポイっと急いで投げかけられた」訴えているように見えた。しかし、勿論これらのひもの光はでたらめに飾れているわけではないのです。



2009年の、よりさらにめちゃくちゃ…ではなく不規則になったカーヴを見てみましょう。



これは、ボブ・ディランがこの飾りに何か深い意味を込めているのではないかと思い、調査してみようと思った年でした。中くらいの大きさのライトを使ったクリスマスの飾りの奥でディランさんは何を訴えているのか? 私は、数年にわたりこの探索を続けることを決めた。目的は、この伝説のアーティストの知識体系に寄与すること。



2010年、ライトの角度と高さがさらに極端になっているのに気づいた最初の年でした。



最初は北斗七星…宇宙からのメッセージを表しているのかと思いましたが、後日、ネットで検索して彼がやった事に気がつきました。ライトは、国と世界について何か心配事を表していた。ライトは月ごとの不完全就業レヴェルのグラフを表していました。



2011年のクリスマスが来たとき、私はディランさんの秘密のメーセージを暴くことに興奮していましたが、奇妙にも2011年の飾りは短く最小限度のものでした。球切れで今年は少なくなったのでしょうか? 別の方法でメッセージを伝えるために使われたのか?



これは、これまでのパラダイムや定石を捨てる必要がある…ディラン自身がいつもやってるように、目の前のことを新鮮に見る必要があると気づかされた年でした。

音楽の知識に長けた知り合いの助けでこのライトの謎を音楽的に解くことが出来ました。結果は異なった種類のクリスマスキャロル…高度にソフィティスケートされた無調音楽、明らかにアメリカの現代音楽家ジョージ・クラムの革命的なクリスマステーマA Little Suite for Christmasに影響を受けたこの曲でした。










2012年はめでたい雰囲気でスタートした。そう、それはマヤ歴が世界の終わりを予言していたからです。自身の死に直面したディランさんは、予言通り暗い雰囲気の中、彼の複雑な個人史をライトで表し自画像を作りました。2012年のライトは国内外の出来事をからめながら彼の成功と悲劇を表しています。






2013年は目一杯アップ、ダウンしていますが、ディランさんにとっては良い年だった。そして驚くべき事にラインがもう一本追加されています。






2014年、最新の研究。今年は、パーソナル・シンボリズムによる独特なタッチでさらに絵画的になり、ほとんど抽象表現主義に見えます。昨年、加えられた水平のライトも健在。そして縦のラインも目立っています。明かりの中に「7」が見えるますが、何を意味しているのでしょう?




それとも夢が叶うというウィッシュボーンでしょうか?
ウィッシュボーン・セヴンという新しいバンドでも始めるのでしょうか?
私はこんな質問をするだけ。
もう質問には答えられない。



代わりに2014年、新しいことがあります。初めて、私のクリスマスライトを吊しました。
クリスマスを楽しむのとそして私の師へのオマージュとして。




苦心して彼の教えを取り入れようとしましたが、私にはまだ学ぶべき事が沢山あるようです。こんな感じですが、皆さん、Season's greetings…


★メリル・マーコー (Merrill Markoe)さんの観察記録
Bob Dylan’s Biggest Fans (2009)
A very Bob Dylan Christmas from me to you (2009)
A very Bob Dylan Christmas, part deux (2010)
A Very Dylan Christmas:#3 (2011)
Dylan Christmas 2012 (2012)
Bob Dylan Xmas 2013 (2013)
A Dylan Christmas MIRACLE (2013)
Bob Dylan’s Xmas lights: A Final Wrap Up (2014)


実際、誰がやっているのだろう、はしごが無いとムリな高さらしい。ディランがはしごにのぼってやってるのなら是非見たいものだ(笑)。
























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